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私の日記です

2003年7月30日(水) 「姨捨山(おばすてやま)」伝説

 『日本伝説集』を読んでいます。伝説は心のふるさとです。伝説は過去の所産ではあっても、現代に通ずるものを含んでいます。特に「姨捨山」伝説は現代の老人問題を思い起こさせます。姨捨山は冠着山(かむりきやま)といい、長野県にあり、観月の名所としても有名なところです。日本には100をこす「姨捨山」伝説があるといわれていますが、以下に長野県の民話とされているものをご紹介しておきます。
                姨捨山(おばすてやま)
 老人が嫌いという殿様がいて、「老人は山に捨てること」というおふれを出しました。一人の男がこのおふれに従い、年老いた母親を背負って山道を登りました。途中、母親が木の枝を折っては道に捨てていましたが、男は不思議に思っても、その理由を聞かずに歩いていました。深い山奥まで来て、男は母親を捨てて帰りかけましたが、あたりはもう真っ暗で、道に迷ってしまいました。やむなく母親のところへ引き返してきた男に母親は言いました。「途中で枝を折ってきたから、それを目印にお帰り」と。男は子を思う母の愛に心を動かされ、殿様のおふれにそむいてまでも、母親を家に連れて帰りました。
 しばらくして隣国が、「灰で縄をないなさい。できなければあなたの国を攻める」と言ってきました。殿様は困り、この難題を解ける智恵ある者はいないかと国中におふれを出しました。男はこのことを母親に伝えると、「塩水に浸した藁で縄をなって焼けばよい」と教えられ、男はその通りに灰の縄を作り殿様に差し出しました。
 燐国がまた難題を言ってきました。「曲がりくねった穴の空いた玉に糸を通せ」と。今度も男は母親から、「一つの穴の回りに蜂蜜を塗り、反対側の穴から糸を付けたアリを入れなさい」と教えられ、そう殿様に伝えました。すると隣国は、「こんな智恵ある者がいる国と戦っても、勝てる見込みがない」と攻めるのを諦めてしまいました。
 殿様は大変喜んで、男を城に呼びました。そこで男は、殿様の前で一部始終を話しました。殿様は、「なるほど、年寄りというものはありがたいものだ」と感心し、自分の考えが間違っていたことを悟り、年寄りを捨てることを止めさせました。それからは、どの家でも年寄りと仲良く暮らすようになったということです。

2003年7月14日(月) HTML 縦書

 童話を縦書ででも読めるようにしました。

2003年7月 9日(水) お初天神

 近松門左衛門の『曽根崎心中』で有名になった「お初天神」に行ってきました。創建以来1300年の歴史を持つ古社で、大阪キタの歓楽街のど真ん中にあります。「お初天神」というのは通称名で、「露天神社(つゆのてんじんじゃ)」というのが正式名称です。
 元禄16年(1703)醤油屋の手代「徳兵衛」と曽根崎新地の天満屋の遊女「お初」がこの露天神社の森で情死する事件がありました。これを近松門左衛門が『曽根崎心中』として脚色し、道頓堀の竹本座で上演したところ、大当たりしました。露天神社は以来「お初」にちなみ「お初天神」と呼ばれるようになったのです。
 *近松門左衛門の著作については、原文に現代語訳が付された文庫本を1冊持っています。これを機会に読み直してみたいと思っています。

ことばの鏡
  人生は歩き続ける旅人のようなものである。両足は一歩も休む暇がない。 大阪府神社庁

 

2003年7月 8日(火) Quicktionary

「Quicktionary」というものをインターネットで購入しました。早いもので、注文して三日ほどで届きました。「英単語の意味を調べるのに単語をスキャンするだけ」「革新的なペン型スキャナ電子辞書」「本体先端のスキャナ部分で印刷物の英単語をなぞれば、液晶ディスプレイに和訳を標示」「辞書を引く手間も、アルファベットを入力する手間もいりません」というのがキャッチフレーズです。ずっと以前から買いたいと考えていたものです。無駄にならないように使いこなしたいと思っています。

2003年7月 4日(金) 癒しのクラシック

 ここ数日、以前に買った『癒しのクラシック』を聴きながら寝ています。
■リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツアラトウストラはかく語りき」より「序奏」
■ベートーヴェン:交響曲第五番ハ短調作品67「運命」より第一楽章
■ウエーバー:舞踏への勧誘
■ビゼー:「カルメン」第一組曲より「闘牛士」
■ハチャトウリアン:舞踏組曲「ガイーヌ」より「剣の舞」 ほか

2003年7月 3日(木) 雑誌『赤い鳥』

 今、新潮文庫『赤い鳥傑作集』坪田譲治編を読んでいます。雑誌『赤い鳥』は大正7年7月、鈴木三重吉の手によって創刊されたもので、童話童謡創作の最初の文学運動となりました。有名な人や代表的な作品に下記のものがあります。
■鈴木三重吉、島崎藤村、小山内薫、久米正雄、小島政二郎、久保田万太郎、宇野浩二、菊池寛、秋田雨雀、有島武郎、佐藤春夫、坪田譲治、林芙美子
■芥川龍之介『杜子春』、小川未明『黒い人と赤い橇』、北原白秋『雨』『からたちの花』『この道』、西條八十『かなりあ』
■新美南吉『ごん狐』・・・新美南吉については「新美南吉記念館ホームページ」にリンクを張っていますので、そこで『ごん狐』の全文を読むことができます。一度ご訪問ください。

2003年7月 2日(水) ホームページ作成に有益なサイト

 ホームページの作成に関わっておられる方に、有益なサイトをご紹介いたします。具体例が豊富で、即使える情報が満載です。
JavaScript例文活用辞典など

2003年7月 1日(火) フリーウエアのタイピング練習ソフト

 フリーウエアのタイピング練習ソフトをご紹介いたします。
■Ozawa-Ken
 格闘ゲームの要素を盛り込んだタッチタイプ練習ソフトです。6,063KBありますのでダウンロードに約30分かかります(ただし、エアーエッジ使用の場合)。「このソフトを気に入ってくれた方には、今後の開発費として500円の寄付をお願いしています。さらにすばらしいソフトを作るためにも、ぜひご協力ください。」とのことです。私は先日からこのソフトを利用させていただいています。高価なソフトを買わなくても、結構楽しく練習できます。
■Type Trainer
 これもフリーウエアのタイピング練習ソフトです。ゲーム性はなくシンプルです。255KBでダウンロードの時間は気にするほどではありません。


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