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2014年 4月30日(水) 話し声に色を付けてください。

 日本民営鉄道協会の平成25年度 駅と電車内の迷惑行為のアンケートによると、5年連続で「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」がトップで、「携帯電話・スマートフォンの着信音や通話」「ヘッドホンからの音もれ」など、音に関する迷惑行為が引き続き上位を占めているそうです。
 携帯電話については、注意のアナウンスがありますが、「騒々しい会話」が上位を占めているのに、注意がないのはどうしてでしょうか。せっかくアンケートを実施しているのだから、そのアンケートの結果をくんで「車内での大声の会話は周囲の方々にご迷惑となりますので、ご遠慮ください」とでもアナウンスしていただきたいものです。
 車内でタバコを吸う人は見かけなくなりましたが、もしタバコの煙が無臭、無色であったなら、そして火も使わずに吸えるものであったなら、たとえその煙が有害なものであっても、気にしなくなる人も出てくるでしょうね。タバコは臭いがする。紫煙が立ち込める。だから空気の汚れ具合が、容易に判断出来ます。
 話し声には、臭いがない。色もない。話し声に臭いや色が付いていれば、どうでしょうか。臭いで不快な気分にさせられ、色で視界も悪くなって、車内で新聞を読んだりするのにも支障が出てきて、少しは問題視されてくるのではないでしょうか。
 携帯電話の電波にも、色を付けてはどうでしょうか。電波に色が付いていれば、空中を飛ぶ電波のために視界が悪くなって、色々と危険な状況が発生するでしょうね。話し声が迷惑になっているということを、互いに実感できるのではないでしょうか。電波や声に色を付けることは、今日の技術があれば、容易に実用化出来るのではないでしょうか。
 家庭で使っている都市ガスは、本来無臭だそうですが、無臭だとガス漏れがあっても気が付かないので、わざと臭いを付けているそうです。