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2018年 4月 8日(日) 「怒る」ということについて

  あなたは「怒る」ということは良いことだと思いますか。それとも悪いことだと思いますか。出来ることなら、怒らずにことを済ませたいものですが、つい冷静さを失って怒ってしまうのが普通の人間なのですね。わざと怒らせようとして言っている相手に対して、いちいち反論していては、相手の計略にまんまと引っかかったようなものですね。むしろじっと我慢して「聞いてやる」という態度が好感を持たれるでしょうね。これがなかなか、凡人にはできないことであります。なんとかして、こちらの真意を理解してほしいという気持ちから、過激な言葉、不穏当な事例を持ち出し説明しようとする場合だってあるでしょう。何を言われようが、言葉の裏にある相手の真意をいかに汲み取り、理解するかが、大切なことで、その時々の話しぶりや感情だけで、判断していてはいけないことですね。挑発に乗せられることなく、お互いに冷静沈着な受け取りと判断力が求められているのでしょうね。 いつもニコニコ顔で、心が穏やかに見える宗教家がおられましたが、「ぼくだって怒りますよ」とおっしゃっていました。「怒る」ということは、すべての人間が当然に持つ感情の表現です。いかに感情をコントロールして「怒る」かが、大切なことなのですね。